都会から自然豊かな地方へ移住する人が増えていますが、地方は交通インフラなど不便な面も少なくありません。しかし、それでも豊かな自然環境の中で暮らすことを希望する人はたくさんいます。自然豊かな土地で暮らすことでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
私たち人間は自然から多くのものを得ています。空気や水はもちろん、食べている食材も自然の力がなければ育つことはできません。また、太陽や月のリズムに合わせて生活しているため、自然環境が私たちに与える影響は予想できないほど大きなものでしょう。
四季のある国は日本だけではありません。他にもあります。しかし、日本ほど四季の移ろいを五感で楽しんでいる国はないでしょう。春はお花見などのイベントを楽しみ、夏になったら海や山に出かけ、秋になったら紅葉を愛で、冬になったら雪景色やスキーなどのウィンタースポーツを楽しむ、といったように情緒豊かに生きてきたのが日本人です。自然の美しさで心が和み幸福を感じたことがある人も少なくないでしょう。幸福度が高まると知能やエネルギーも向上するため仕事や普段の生活にも良い効果をもたらすといわれています。自然環境の中に身を置くことで常に幸福を感じられるため、より充実した生活を送ることができるようになります。
現代はストレス社会といわれています。適度に発散できていれば問題はありませんがそれが難しい場面もあるでしょう。しかし、過度にストレスが溜まった状態が続くと精神面にも悪影響を与えてしまいます。ストレスが溜まっていると感じたなら自然を感じられる場所に行ってみましょう。自然が疲れた心を癒やしてくれます。
森林セラピーという言葉を聞いたことはありませんか。森林の中で過ごすことで高い癒し効果が得られることですが、これは森林から発せられる香りや木々の緑色を目にすることでストレスホルモンが減りリラックス効果を高める副交感神経が活発化するためです。
名東区には三大緑地をはじめ都市公園が100ヵ所以上あるのでこのような自然の恩恵を日々の生活の中で得ることができます。
自然環境が豊かな地域では水や空気も美味しく感じます。都会では水を飲もうと水道水をコップに入れると消毒のにおいがして飲みにくいことがあります。しかし、自然が多く残っている地域ではそのようなにおいもなく味も美味しいため、水道水もゴクゴクと飲むことができます。
また、人口が多く自然環境が少ない地域は工場や車の排気ガスが多いため空気が淀んでいるように感じます。しかし、自然が豊かな地域は木々が多いため水や空気をきれいな状態で保つことができます。これは植物がフィトンチッドと呼ばれている殺菌作用のある成分を放出して浄化しているからです。自然が多いほど浄化作用も強くなり空気や水もきれいに保てるためより健康的な生活を送ることができます。
現代社会ではインターネットの普及などにより、子どもが自然と触れ合う機会が減少しています。このままでは子ども達の成長に良くない影響を及ぼす恐れがあるとして、文部科学省が「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業」をおこなっているほどです。そのため、子どものうちに自然と触れ合うことは重要なことです。
例えば大人だけでなく、子どもも日々何かしらのストレスにさらされています。自然が近くにあることで、安心感や安らぎを感じることができ、子どものストレス緩和にもなります。また、植物、水や石や土などの自然に直接触れあうことは、子どもの探究心を刺激し、想像力や発想力、表現力などを鍛えることにつながると言われています。また、昆虫や動物など、自然界に住む生き物と触れ合うことで、子どもは環境や命に対する意識を持ち、生命の大切さを知ることもできます。このような自然との触れ合いは、子供達の体の免疫機能も高めることにもつながります。
自然が近くにあることは、このように大人だけでなく子どもの発育にも大きく影響します。家族で自然の中で遊んだという思い出も作りやすくなるので、自然が近くにあるということは子育て世帯には特にいいかもしれません。(2024年7月4日追記)
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